2012/04/04
プルッフお米のお話
お米のお話は、新年のブログで少し触れたのですが、
しっかり説明をしたことがなかったなーという話になりまして。
ここで改めて詳しくお話させて頂きます。
現在プルッフが扱っているお米は、
福島県 会津のさゆり米と、熊本県 鹿北製油のひのひかりです。
さゆり米はプルッフのオープンから扱っています。
福島県会津地方で町ぐるみの、
合鴨農法で米作りに取り組んでいます。
農薬を極力使わないように鴨を放ち、
草や害虫を食べてもらおうという考えです。
また、鴨の糞は肥料になるので、化学肥料に頼らずとも、
しっかりとした土作りが出来るということです。
そんなさゆり米ですが、震災以降心配の声が多数寄せられました。
原発もある福島県ですが、会津は喜多方市に属し、
放射能汚染も概ね、
関東の高くない汚染レベルの地域と同等とのことです。
同位体研究所による検査の結果、セシウム134・137 共に不検出。
そこでこれまで通り扱うことを決めたのです。
ただ、震災以降放射性物質の怖さを私達も改めて感じました。
選べるのであれば…
なるべく産地は西のものをという方も多くいらっしゃいます。
お子さんが居たりしたら、ことさら関心の強い問題だと感じています。
私達はお客様の心と体が安らかになるような料理を作り、
心から食事を楽しんでいただきたいと思っています。
なので、福島のさゆり米だけではなくて、西側のお米も取り扱った方がプルッフとしてより良いのではないかと思い、1月からは熊本県の鹿北製油さんからお米を頂くようになりました。
もともとプルッフの揚げ油が、鹿北製油さんの菜種油だったので、
親しみのある造り手さんではありました。
ヒノヒカリという品種は、東のコシヒカリよりも美味しい、
西の米を作りたいという想いで創りだされました。
さゆり米はコシヒカリがベースなので、
是非食べ比べてみてくださいね。
そしてどちらもショップで販売していますので、
プルッフで味わってみて美味しかったら購入可能ですよ♪
余談ですが、
さゆり米はこれまで美味しいですよーとおすすめしてきましたし、
1月に新たなお米を求めて、色々食べ比べてみたんですが…やっぱりさゆり米とっても美味しいんです。
私はブラインドで食べてもさゆり米を当てられました! 笑
玄米を倦厭していた方も、プルッフで玄米を食べてからは、お家の食事に玄米を取り入れるようしたーと多くの方に言って頂けます。
私達は良いものだからって考えを押し付けたり、言いきかせるというのは、ちょっと違うのではないかーと思っています。
なのでお客様自身が美味しいと感じて、更には生活に取り入れて下さるというのを伺いますのは、本当に嬉しいことなんです。
なので、玄米や自然に作られた野菜の美味しさや、
植物性の素材で作った料理がシンプルに美味しいから、
毎日食べている…というのは何とも理想的だと思います。
美味しくないと続きませんもんね 笑
そして忘れてはいけないことは、
一次産業に携わり、毎日汗を流してくださっている方があって、
初めて私達が食事を頂けるという事です。
色々なことを排除して行くやり方も一つ、また上手く付き合っていく方法もあります。何が良いとも悪いとも言えませんが、柔軟な考え方は必要だと思います。
私達がいつもしてきたことは、
日本古来から伝わる発酵食品を取り入れ、
出来るだけ玄米菜食を心掛けるということです。
そして今後も手前物の充実をはかっていきたいです。
発酵食品にはデトックスの効果もありますし、
長期保存が利くので非常食にももってこい。
一石二鳥どころではない、良い事尽くしです。
塩こうじが巷で大ブームとの事ですが、
これを機に多くの方が発酵食品を見直してくれたら…と思います。
一時のブームで終らないことを願って…
そういう訳で今回はとても長くなりましたが…
最後まで読んでくださいましてありがとうございました。
これにてお米のお話は以上です。
もしご意見がありましたら、是非プルッフへどうぞ。
お食事の際にお尋ね頂いても構いません。
それでは失礼しまーす。
お問合せ
プルッフ
Tel:0466-36-7385