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部屋とYシャツと私をパクったってバレましたよね。さて、ピタゴラスはキャベツを「賢者の料理」だといって、弟子たちに食べるようにすすめました。 腸のほうきと称されるこの野菜は抗潰瘍性のビタミンUをたくさん含んでいます。酵素も多く含んでいますので消化を助け、浄血、異常発酵防止、肝機能強化などを助けます。自然に皮膚も障害が除かれ、きれいになり、シミ、吹き出物なども治してくれます。豚カツ屋さんの付け合わせで使われるのはこういった理由からザンス。疲れたときや風邪の時など祖母が頭や足の裏に貼ってくれました。レストランではブレゼという蒸し煮にしました。日曜までヘビーローテーション中です。 シードルとの相性もピタゴラスなり。 CDはローラマーリングです。心に茨をもつ少女も20歳になりました。日本に彼女の情報がなにも入ってこない4年前から追いかけてきましたが、このセカンドアルバムは初期のジョニ・ミッチェルやサンディ・デニーの音楽的遺伝子を受け継いでいると同時に、ローラ・ニーロやフィオナ・アップルと同じ早熟型の才媛です。若くして老成した多感な少女とでもい
いましょうか。イギリスの深い森の中てアパラチアンフォークを歌っているような翳りを帯びた情念が渦巻く曲。 それでいて自分自身すら突き放すようなクールさをたたえています。 プロデューサー兼ミキサーはイーサン・ジョーンズです。彼の音作りも秀逸です。60年代から70年代にかけての英国フォークに通じる手触りが随所に感じられ、ニック・ドレイクのようにストリングスが絡む曲もありますが、少しも古くありません。最近の英国のアーティストの中では、ジョナサン・ジェレマイアと並び私の一押しの逸材です。残念ながら日本発売はありません。もうすぐレストランのBGMにドロップします。

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